レビュー

[映画の感想]「のぼうの城」(2012年公開)

リーダーは、100人いれば100通りのリーダー像があるのだと思います。

「何も取り柄がないから、リーダーには向かない」と思っていませんか?

「何か取り柄があるからリーダーになれる」という思い込みがなくなり、取り柄が何もなくともリーダーにとって一番欠かせない資質は何か?を訴える映画をご紹介します。

のぼうの城 スペシャル・プライス [ 野村萬斎 ]
created by Rinker
¥2,200
(2020/04/05 16:30:34時点 楽天市場調べ-詳細)

映画「のぼうの城」の舞台となる忍城(読み:おしじょう)は、

ななななんと沼地の上に立っている

「浮き城」

(現在、沼地は埋め立てられているそうですが)

まるでお城が水に浮いているように見えたんですって!

忍城は天然の地形を利用して建てられた要害。

魅せる目的より「戦う」お城だったんですね。

2万の軍勢を連れて攻め入るは、天下統一目前の勢いがある羽柴秀吉の部下、石田三成

たった500の兵で戦うお話です。

個人的に石田三成がこの映画の必見ポイントでした。

三成を演じるのは、バラエティ番組のおばかキャラで一世を風靡した上地雄輔さん。

とってもかっこよく素敵な三成で、上地さんの三成は、今までドラマで見てきた三成像の中で、マイ・ベストです。

物語の主人公は野村萬斎さん演じる「のぼうさま」こと成田長親(読み:ながちか)

武将として取り柄はないけど、一緒に農作業に混じったり、人気が高い不思議な人物として描かれています。

ふわふわしてとらえどころのない「のぼうさま」を体全体を使ってコミカルに演じる野村萬斎さんの演技が、もう最高です。

顔がどアップになったときの顔の演技が、ものすんごいです。

やっぱり秀吉が生きていた時代って面白いな・・・と再確認できたので今日は魅力を語ります。

やっぱり羽柴秀吉が生きていた時代は面白い

のぼうの城を見て思ったのですが、やっぱり羽柴秀吉が生きていた時代は「面白い」の一言です。

特に歴史ファンではないんですけど、引き込まれますね。

近代日本のいしずえ(基礎と書かずあえてのいしずえ)がつくられた時代。

真っ赤なドロっドロのマグマが、ようやく、冷えて固まりだす感があるんですよね。

のぼうの城のベースは成田家伝来のお話「成田記」

のぼうの城は主人公「のぼうさま」こと成田長親の成田家に伝わるお話

「成田記」

からインスピレーションを得たのだそうです。

第三者が記録として書いた、というより、成田家のために書かれたストーリーなんですね。

戦国時代を歴史の観察者として「へーそんなことがあったんだー」と外から見るのではなく、歴史の当事者・登場人物の一人にさせてくれました。

「のぼうの城」はあなたの先祖の話かもしれない

のぼうの城をみているうちに、わたしも農民の一人になり

えいか、えいか、おー!

ってやってるんじゃないか?!と思わされました。

戦国時代、お城は5万とあったのだそうです。

「のぼうさま」のような人望のある領主は日本全国、いたるところにいたのかもしれません。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康・・・「愛される」要素で人を引きつけていたんでしょうね。

ふだんはボンヤリしていて領民から「でくのぼう」の「のぼうさま」と言われているが、いざというときはビシっと筋を通す「この人こそ、リーダーの器じゃないか?」と思わせておいて

やっぱり、ぼんやりしていて周りが自然と「この人が言うなら仕方ない」となる

天下統一の時代、下々の者とって誰が領主になっても同じことですが、つい心酔わせてしまうリーダーは、たくさんいたのではないでしょうか。

「のぼうの城」を観て農民の一人になった気分になった

きっとわたしの先祖は農民なので、農民の一人になった気分でした。

まだ見ていない人にネタばれになるので言えませんが、じつは農民も大活躍。

のぼうさまが主役ですが、家臣、姫、敵方、農民、いろんな人にスポットが当たる群像劇です。

戦闘シーンがグロいので暴力シーンが苦手な人はちょっとアレですが、人間にも焦点があたっているので、ドラマ的要素もあります。

山田孝之さん演じる大谷吉継、榮倉奈々ちゃん演じる甲斐姫だったり、好きな武将ランキングで上位にくる人気キャラクターたちがでてきて、歴史ファンじゃなくても戦国時代のとりこになりそうです。

大谷吉継の国だった敦賀いってみようかな、とか、戦国武将の足跡を感じたくなる映画です。

のぼうの城は2011年公開予定でしたが、3.11東日本大震災が起き「水攻めの描写がふさわしくない」と1年ちかく公開延期になった映画でした。

のぼうの城 スペシャル・プライス [ 野村萬斎 ]
created by Rinker
¥2,200
(2020/04/05 16:30:34時点 楽天市場調べ-詳細)

エンディングソングのエレカシ「ズレてるほうがいい」は個人的ベスト映画音楽のひとつです。

明日への元気をちょっぴりもらえる映画で流れた心躍る音楽5つ映画に欠かせない要素はやっぱり音楽。特に音楽がいい映画をご紹介します。...

ここまでお読みいただきありがとうございます。

プリンセスかずみ(水本かずみ)でした。